便秘改善の生活習慣を

便秘になりやすい生活習慣の一つに、悪い排便習慣が挙げられます。朝ご飯を食べない、あるいは朝ご飯の後の排便の習慣がない、便意があっても我慢してしまう、排便がなくてもそのままにしてしまう等、排便をしない習慣がついてしまうと、腸がどんどん鈍くなり、便意を感じにくくなってしまいます。また、水分や食物繊維の不足した食生活や、食事の時間が不規則、不適切な下剤の服用等も便秘の原因と考えられます。

便秘改善のポイントは、まず腸の働きを促す必要がありますので、適度な運動と、水分や食物繊維を多く含む規則正しい食生活、便意を感じたら我慢せずに極力排便をすること等が挙げられます。また、腸内には善玉菌と悪玉菌がいて、そのバランスで腸内環境は成り立っています。善玉菌を増やすことによって大腸の健康が守られ、排便もスムーズにされる為、善玉菌の栄養源となるオリゴ糖やビフィズス菌を積極的に摂取し、善玉菌の数を増やすようにして、大腸の機能を健全に保つことが大切なポイントになります。

このように、日々の生活を少しずつ改善することによって、便秘は解消することが可能です。時には薬に頼ることも必要な場合がありますが、できるだけ自然な排便ができるように努力してみましょう。

便秘が体に及ぼす影響

便秘が続くと、腸内に便が長い間留まることによって腐敗し、腐敗した便から有毒物質が発生し、腸壁を通って血液中に入り、全身に回ってしまいます。その為に、肌荒れ、吹き出物等美容に悪い影響や、肩こり、だるさ、イライラ感、頭痛等身体に良くない症状を引き起こします。また、便秘が長く続くと、有毒物質がどんどん発生し、腸の粘膜を刺激することによって、大腸がんのリスクが出てくるとも言われています。その他、便秘による有害物質の発生によって、腸内環境のバランスが乱れ、腸の免疫機能が低下する為、風邪やインフルエンザ等に感染しやすくなってしまいます。

何日も便秘で不快な思いをされている方も多いと思われますが、ただの便秘と侮ってはいけません。便秘とは、便が出ない、スッキリせずストレスが溜まるという単純な病気ではなく、放っておくと様々な症状を引き起こしかねない「万病の元」とも言われています。

確かに命に直接関わる程のことはありませんが、美容にもいいことはありませんし、大きな病気に発展する可能性もありますので、便秘は「病気である」という認識をする必要があります。その上で、便秘解消に向けて生活習慣の改善を心がけるようにしましょう。

機能性便秘の特徴とは

機能性便秘には、大きく「一過性便秘」と「習慣性便秘」の二つがあります。一過性便秘とは、一時的にストレスを受けた時等に起こる便秘を指し、習慣性便秘とは、生活習慣による原因でぜん動運動が上手く働かずに起こる「弛緩性便秘」と、肛門直前の大腸部分である直腸に問題があり、運動神経が鈍くなることにより便が排泄されなくなる「直腸性便秘」、ストレス、疲労等の原因で腸が痙攣し、腸管が狭くなる為に便が溜まってしまうことによって排泄されにくくなる「痙攣性便秘」があります。

機能性便秘の改善方法として、主に食生活を含めて生活習慣の見直しを中心に行うことから始めましょう。特に、習慣性便秘にならないようにするには、三食のバランスのとれた食事や食物繊維や水分をしっかり摂ること、適度な運動をすることが大事なポイントになります。大腸の動きを活発にすることによって、スムーズな排便を促すことができます。また、しっかりと睡眠をとり、体を休めてリラックスできる環境におくことも機能性便秘改善の良い手段になります。

ひどい便秘の場合は一時的に薬を使って排便するのも良いですが、それでは抜本的な解決とは言えません。早めの対策をとるようにしましょう。

生活習慣と便秘の関係

便秘は誰もが一度は経験したことのある病気ですが、これが慢性化したり悪化すると、体に大きな悪影響を及ぼす可能性がありますので、いつもの便秘だから、と放っておかずに、できるだけ毎日快便できるように心がける必要があります。便秘になる理由には、生活習慣と大きな関係がありますので、便秘になる原因をまず理解し、便秘改善の最適な手段を見つけるようにしましょう。

便秘には、機能がうまく働かなくなることが原因で起こる「機能性便秘」と、病気の為に起こる「器質性便秘」、薬の服用によって二次的(副作用)に起こる「薬剤性便秘」の3つに大きく分けられます。便秘に悩む多くの方が、機能性便秘が原因と言われており、食生活や生活習慣の乱れ、ストレスを受けることによって、大腸がうまく機能せず、排便がスムーズに行われなくなります。ダイエットや偏食で食事の量が減り、水分や食物繊維の量が不足すると、便の量も少なくなり、排便が上手くいかなくなります。

また、運動不足によって筋力が落ち、大腸が便を送り出す力が足りずに便秘になりやすくなります。あるいは、現代ではストレスを抱える人も多いとされていますが、ストレスを受けることによって、便秘と下痢を繰り返す症状が引き起こされます。これには自律神経が関係しており、消化器系の働きを担う自律神経が乱れてしまうと、大腸が上手く機能しなくなる為です。まずは生活習慣を見直し、機能性便秘の原因を取り除くことが便秘改善への一歩となります。